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ゴールからの逆算とは

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目標設定セミナーなどで、「ゴールから逆算しよう」という話は聞いたことがあると思います。
だけど、これがなかなか難しい。

どうして難しいのかは、個人的な理由が大半を占めるんでしょうが、僕が思うに、変数と時間感覚がいくらか影響していると思います。

 

変数と言うのは、
y=ax+b
みたいな式があったとき、xyは変数です。

  1. xを変えることで、yは変わります。
  2. 逆もそうで、yが変わればxは変わります。

この、2番目の考え方が、ゴールからの逆算で、結果を決めることで現在の要素が変化するものです。

 

もう一つは、時間感覚ですが、これは、現在→未来という「自己前進」思考ではなく、未来→現在という「未来接近」思考です。

自分が前進するというのは、物理的には自然な考え方です。
しかし、これを主観的に考えると、自分はいつも自分の位置で、外側の世界が相対的に動いています。

道を歩くのも、自分はいつも定位置にいて、道が前から来て後ろへ行く。
時間もこれと同じで、自分はここにいるが、未来が前から接近するという考え方です。

これは極めて妥当な考え方なんです。
と言うのは、時間というのはあくまでも主観的なものであり、客観的に統一できないからです。

 

以上の二つを考え方のベースにしてみると、「ゴールから逆算」という感覚が、つかみやすいのではないでしょうか?

 

しかし、これには前提があって、ゴールを先に決めることが、絶対に正しいということではありません。

ゴールが「力半分」で済むような結果の場合、確かにイメージは湧きやすいのですが、生産的とは言い難い。

つまり、ゴールを先に決めたがゆえに、それ以上の発想が浮かばないこともあるのです。

 

ですので、何を前提とするも、要するにその「質」が問われているということですね。