会社で発生する問題というのは、大抵のことはコミュニケーションの問題です。
そして問題というのは、理想と現実のギャップです。
つまり、理想的なコミュニケーションが、問題解決のカギだということです。
例えば売り上げを向上させたいとき、営業マンに頑張ってもらうように依頼したとします。
営業マンは会社の期待に応えようと、一生懸命頑張りました。
しかし、売り上げは伸びません。
そんなとき、営業トークを見直したり、営業マンを研修に行かせたりという対策が考えられます。
メンタルタフネスを鍛えたり、タイムマネジメントを学ばせたり、目標達成講座を受けさせたりします。
しかし、これ重要な要素を見落としていることにお気づきですか?
そう、お客様が不在なんです。
何か問題が発生したとき、僕らは、その問題の解決策を真っ先に考えようとします。
しかし、そこにかかわる要素を一つずつリストアップすることはあまりしません。
この例でも、一番肝心なお客様の理由を見落としています。
お客様が必要としないのは、もう、自社の商品が要望を満たしきれなくなっているからかもしれないんです。
マウスイヤーと言われるこの変化のはやい時代。そういうことだって十分に考えられます。
だとしたら、どんなに営業マンを鍛えても意味がありませんよね。
全体最適の一番最初は、かかわるすべての要素をリストアップすることから始まります。
そして、丁寧に観察してみると、とても重要なヒントが隠されていることに気が付くことが多い。
まずは要素の見落としがないか確認してみましょう。
全体最適については、こちらの動画が参考になります。
ぜひご覧ください。