ブランドとはいったいどういう風にして出来あがるものなんでしょうか?
例えばホームセンター。
近くにあるホームセンターで、まず思い出すのはなんでしょうか?
価格でしょうか?
看板でしょうか?
大抵の人が、売り場の雰囲気を思い出すのではないでしょうか。
売り場にはスタッフがいて、商品はこういう感じで陳列されている。
その場面を思い出しますよね?
つまり、お客様の心に印象として残るのは、スタッフと商品棚です。
商品棚と言えば面白いことを思い出しました。
ホームセンターではないですが、ドン・キホーテの商品陳列は、それだけでブランドイメージとして定着しています。
そして「ドンドンドン、ドンキー」というあのテーマソング。
忘れようもありません。
つまり、お客様の心には、目にしたもの、耳にしたもの、五感を通して印象的に感じたものが残るのです。
あなたの会社は、お客様の心にどんな雰囲気を残しているでしょうか?
それを醸成するのは、スタッフであり、製品であり、おとどけしたすべての要素であり、印象的に感じたものです。
印象的に感じるのはどういう要素でしょうか?
いろいろ考えられますが、一つだけ言うと「差異」ではないでしょうか。
「あそこのスタッフ、感じいいんだよね~」
とお客さんが思うとき、それは、競合のどこかと比較しています。
比較して、違いを感じたから、記憶に残ったのです。
つまり、あなたの会社がお客様に接するすべてにおいて、なんらかの差異をお客様が感じた時、それは印象に残り、ひいてはブランドイメージとして定着していくのです。
お客様との接点を戦略的に設計したいものですね。